JR九州=伊藤忠エネクスとバイオ燃料活用へ、営業列車で実証試験開始
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九州旅客鉄道(JR九州)と伊藤忠エネクスは22日、次世代バイオ燃料「HVO(Hydrotreated Vegetable Oil)」の導入に向け、営業列車を用いた実証試験を27日から開始すると発表した。鉄道車両の脱炭素化を進める取り組みの一環。
HVOは廃食用油や植物油に、水素処理を行って精製された次世代の再生可能ディーゼル燃料。軽油と近い化学構造を持ち、既存エンジンや燃料設備を大きく改修せず利用できる「ドロップイン燃料」として注目されている。
実証試験では、JR九州のYC1系車両3両編成のうち1両に対し、定期的にHVOを給油する。試験期間は2028年3月までを予定し、長崎本線(江北―長崎間、旧線含む)、佐世保線(江北―佐世保間)、大村線(早岐―諫早間)で運行する。
YC1系は、蓄電池駆動モーターとディーゼルエンジンを組み合わせたハイブリッド型車両。「YC」は「やさしくて力持ち」のローマ字表記の頭文字に由来する。ブレーキ時に発生する回生電力を蓄電池に充電し、加速時に活用する省エネ技術を搭載している。
今回使用する燃料は、伊藤忠エネクスが製造、供給する「FINE DIESEL」で、軽油に最大40%のリニューアブルディーゼル(RD)を混合したものとなる。JR九州は「JR九州グループ環境ビジョン2050」に基づき、今後も温室効果ガス(GHG)排出量の削減を進めていく方針だ。
YC1系蓄電池搭載型ディーゼルエレクトリック車両 図版の出所 JR九州 発表資料
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