伊藤忠エネ=GTL事業拡大、北海道にも出荷拠点を検討へ
伊藤忠エネクスは軽油の代替燃料となるGTL燃料の拡販に動く。今まで京浜地区や中京地区のタンクにGTL燃料を輸入し、工事現場などに配送していたが、上期に広島市内や北九州市内のタンクを借り、出荷拠点を増やした。下期には北海道でも出荷拠点を設け、営業地区を拡げる方針だ。
GTLとはGas to Liquidsの略称で、天然ガス由来の環境負荷が少ない軽油代替燃料。伊藤忠エネはマレーシアのShell MDSと契約し、国内に輸入している。「オフロード」と呼ばれる公道ではない道で使用でき、主に建設機械や重機、フォークリフト、発電機、構内車両用のエコ燃料として、昨今では需要が増している。
同社はトラックの塗装事業に参入したほか、トラック売買事業の拡大とトラックオークション市場参入なども検討するなど、軽油関連事業に力を入れている。
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