新日本化成=尿素水アドブルー再値上げ、22年1月から15円/L
ディーゼルエンジンの排気ガスを浄化する尿素水アドブルーを製造する新日本化成が22月1月よりアドブルーの仕切り価格をリットルあたり15円値上げすると通知していたことが、22日までに複数の市場関係者への取材で分かった。
品薄で高騰する原料尿素の価格をアドブルーの売値に転嫁した。リム情報開発が発行する週刊『クリーンエネルギー』によると、17日時点の尿素輸入価格は日本着でキログラムあたり約132円。5月下旬から3倍近く上昇した。
新日本化成は12月にも同15円売値を引き上げており、値上げは今回で2度目。販売先によってはローリー巡回販売価格が同80円台まで上昇するもよう。
新日本化成がアドブルーの製造委託を受ける伊藤忠エネクスも供給元の値上げを受け、22年1月からアドブルーの販売価格を同15円引き上げると通知していた。
※『CROSSVIEW軽油』第91号(21年12月21日発行)でアドブルー関連記事「伊藤忠エネ値上げ第2弾、原料高を転嫁、三井化学の増産尿素は輸入超え」を掲載しています。
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