バイオバンカー市況=買い気の一巡でロッテルダムとシンガポールで軟化 22日
バイオ混合率最大25%のVLSFO価格の気配値はロッテルダム渡しで995.00~1,095.00ドル、同シンガポール渡しで1,050.00~1,150.00ドルといずれも先週から小幅に下落した。このところの原油安に伴うバンカー油価格の下落に連動した。また、バイオバンカーのトライアル需要が一巡し、買い気が落ち着いていることも相場の上値を抑えている。
船会社によると、中小型のバルカーやアフラマックス以下の船型では、LNGやメタノールそしてアンモニア燃料のタンクを新造すると積載貨物の減少に繋がるという。このため、現状としてバイオバンカーの調達がバンカー業界における二酸化炭素削減目標の寄与としては妥当との見方が強い。
世界の大手供給業者は、ロッテルダム、ハンブルグ、ノルウェー、ジブラルタル、シンガポール、日本、ヒューストン、スコットランドなど世界の主要港で、トライアルを含むバイオバンカーの供給を既に始めている。しかし直近の供給は、陸上でのバイオ燃料の輸送や、短期間の陸上タンクでの保管が可能な施設を持つ大規模港に限定され、中小規模の船舶が実際に荷役を実施する港ではないことが多い。この結果、中小規模の船舶が立ち寄る港では、バイオバンカーの調達ができないとの懸念も高まっている。2023年以降、再度のトライアルに加え、本格的な導入が進むことで、荷役とバンカリングを含めた航路設計をあらためて検討することが重要との指摘があった。
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