宮崎銀など=再造林活動によるJクレジット事業の実証実験開始
宮崎銀行、Withみやざき、およびNTT西日本宮崎支店は20日、宮崎県内での森林資源を活用した、再造林活動におけるカーボンクレジットの創出・販売事業の実証実験の開始を発表した。Withみやざきは宮崎銀行の100%子会社で、地域経済活性化のための地域商社。
再造林とは、人工林を伐採した跡地に再び苗木を植え、森林を造成する取り組みを指す。宮崎県では、林業の採算性悪化や森林所有者の経営意欲低下、再造林の担い手不足といった課題により、再造林率は70%台にとどまっている。その結果、伐採後に放置される森林が増加するなどの問題が生じており、県は「造林率日本一」目指して、取り組みを進めている。
今回の実証実験は「再造林活動におけるカーボンクレジット創出・販売事業における実証実験」として、伐採跡地に関する情報収集、森林所有者との交渉および委託、再造林実施後のJクレジット制度への登録などを3社が分担し、スキームを構築して進める。実証実験の期間は2年間、実施面積は20ヘクタールを予定している。
(実証実験の事業スキーム)
図の出所: 宮崎銀行 発表資料
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