出光興産=レノバなど4社で姫路に蓄電所を開設
出光興産、レノバ、長瀬産業、SMFLみらいパートナーズの4社は、共同出資する「姫路蓄電所」(兵庫県)が10日から運転を開始したと発表した。
姫路蓄電所は旧出光興産兵庫製油所跡地の遊休地を活用し、敷地面積は約2,900平方メートル。蓄電システム容量は1万5,000kW、蓄電容量は4万8,000kWhの設備を備える。出資比率は出光興産が51%、レノバと長瀬産業が各22%、SMFLみらいパートナーズが5%となっている。
太陽光発電などの再生可能エネルギーでは、天候や時間帯による発電量の増減と需給のギャップに対応が難しい。系統用蓄電池事業では、発電設備や需要家とは独立した、送配電ネットワークに直接接続された大型蓄電池を用いる。電力の需要状況に合わせた充放電ができるため、電力の需給バランスを安定化させる有効な手段として注目されている。4社は系統用蓄電池を活用した電力事業の収益モデルの確立を目指す方針だ。
姫路蓄電所の設備
写真の出所:出光興産 発表資料
|
|
東京 : エネルギーデスク 松本 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.