エア・ウォーター=古河電工と北海道バイオガス事業を増強
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エア・ウォーターは17日、北海道鹿追町および古河電気工業と、同町における第3バイオガスプラントの整備検討に関する基本合意書を締結したと発表した。
エア・ウォーターは、北海道十勝地方で、家畜ふん尿由来のバイオガスから、液化天然ガス(LNG)の代替燃料として使用される液化バイオメタン(LBM)を製造し、販売事業を展開してきた。鹿追町では、「しかおい水素ファーム」を建設し、ふん尿処理施設から、メタン発酵設備(バイオガスプラント)で生成されたバイオガスを原料にして、カーボンニュートラル水素を製造。隣接する定置型水素ステーションで、産業用途や水素自動車向けに販売している。古河電工は2022年に鹿追町と包括連携協定を結び、政府のグリーンイノベーション基金事業によるLPガス合成技術開発プロジェクトの実証実験プラントを建設中だ。今回の合意により、第3バイオガスプラント計画を三者で本格的に検討し、未利用資源の有効活用による、カーボンニュートラルエネルギーのサプライチェーン構築を目指す。
エア・ウォーターのLBMセンター工場
写真の出所 エア・ウォーター 発表資料(2022年)
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