auリニューアブルエナジー=JPNと系統用蓄電池を3拠点建設へ
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再生可能エネルギー事業を手がけるauリニューアブルエナジーと日本エネルギー総合システム(JPN)は19日、岐阜県下呂市・同高山市、愛知県瀬戸市の3拠点で、系統用蓄電池設備の建設に着手したと発表した。
パワーエックス製の系統用蓄電システム「Mega Power 2700A」を採用し、2025年9月に着工、2026年度に順次、運転を開始する。各蓄電池の性能は出力1,900kW、容量8,200kWhとなっている。電力の余剰時に充電し、不足時に放電することで、再エネ由来電力の出力変動を吸収し、電力系統の安定化と調整力の確保を図る狙いがある。
auリニューアブルエナジーは、栃木県小山市の小山蓄電所(出力1,999kW、容量5,608kWh)で蓄電池事業第1号機を2025年8月に稼働させたほか、三重県津市でも2027年の営業運開をめざし、出力2万8,000kW、容量9万kWhの大規模蓄電池設備を建設している。また、JPNも鹿児島県霧島市の霧島蓄電所(出力1,990kW、容量8,128kWh)や和歌山県紀の川市での系統用蓄電池の建設を進める。今回の3拠点は両社が蓄電池ビジネスを共同で拡大する新たな取り組みとなり、今後もカーボンニュートラルや電力の安定供給に貢献していく方針だ。
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