JR北海道=日高線廃線跡地で太陽光発電、北電やENEOS系と協働
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北海道旅客鉄道(JR北海道)、ENEOSリニューアブル・エナジー(ERE)、北海道電力(北電)の3社は25日、日高線の廃線跡地を活用した太陽光発電によるオフサイトPPA(電力購入契約)を締結したと発表した。契約日は2025年10月31日。
日高線廃線跡地である、沙流郡日高町および日高郡新ひだか町のEREが運営する太陽光発電所2カ所(合計出力約3,980kW)で発電した再生可能エネルギー電力を、北電が送電系統を通じてJR北海道に供給する。想定発電量は年間約710万kWh。
JR北海道はこの電力を、苫小牧駅、北広島駅などの駅施設と、室蘭線、千歳線の一部区間の運転用電力として使用。これにより、従来比で年間約3,700トンの二酸化炭素(CO2)排出削減を見込むほか、再エネ由来の環境価値を組み合わせることで、苫小牧駅と北広島駅の電力使用に伴うCO2排出量が「実質ゼロ」となる。3社は今後も協働し、「ゼロカーボン北海道」の実現に向けて貢献していく方針だ。
オフサイトPPAのスキーム図
図版の出所 JR北海道 発表資料
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