東京ガス=伊藤忠丸紅鉄鋼と共同で低炭素鉄鋼の開発支援サービス開始
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東京ガスは9日、伊藤忠丸紅鉄鋼と共同で、鋼材・加工メーカー向けの低炭素鉄鋼製品の開発と販売を支援するサービスを始めたと発表した。従来品に比べ温室効果ガス(GHG)排出量を大幅に減らした鉄鋼製品の開発を後押しする。エネルギー企業と鉄鋼総合商社が組み、低炭素鉄鋼製品の開発から販売までを包括的に支援する枠組みは国内初となる。
新サービスでは、非化石電力やカーボンオフセット都市ガスの供給に加え、製品の原材料調達から廃棄、リサイクルまでのGHG排出量を明示するカーボンフットプリント(CFP)の算定や第三者検証の取得を支援する。東京ガスの環境コンサルティング機能と、伊藤忠丸紅鉄鋼の顧客基盤や脱炭素ソリューション「MIeCO2」を組み合わせ、認知向上や制度上の位置付けの確立、販売面まで一体で支える。
初号案件として、両社はウインファーストとサービス導入契約を結んだ。ウインファーストは出資元の三興製鋼や向山工場と連携し、鉄スクラップを電気炉で溶解する工程などに非化石電力やカーボンオフセット都市ガスを活用。低炭素鉄鋼製品をラインアップに加え、2026年5月頃の販売開始を予定する。
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