すかいらーく=花巻のコメ生産者とメタン排出削減、Jクレジット創出
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すかいらーくホールディングス(HD)は10日、米の生産や調達に伴うサプライチェーン排出量(スコープ3)の削減に向け、米生産者らと連携したJクレジットを活用する取り組みを始めたと発表した。
兼松、ライズみちのく販売、Green Carbonと協力し、同社サプライヤーである花巻マイブランド研究会と農事組合法人きずなの圃場で生産した国産米を環境価値とセットで調達する取り組みとなる。同一サプライチェーン内で削減・除去した温室効果ガス(GHG)を、同じチェーン内で取り込む「カーボンインセット」の考え方に基づいている。生産者の水田の水を抜くことでメタンガスを削減するJクレジットの方法論「水稲栽培における中干し期間の延長」に沿って、削減量をGreen CarbonがJクレジット化する。創出したクレジットは、すかいらーくが自社の排出量の一部の相殺(オフセット)に充てる。Jクレジット価格の70%近くが生産者に還元されるという。生産された米は、兼松とライズみちのく販売がトレーサビリティを確保したうえで、すかいらーくに「環境配慮米」として提供する。
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