Green Carbon=カンボジアで大規模なカーボンクレジット創出へ
カーボンクレジットの創出、販売事業を展開するGreen Carbonは14日、日本貿易振興機構(JETRO)主催のカンボジアにおけるカーボンクレジット創出を目的としたプロジェクト「JETRO Cambodia Frontier market Green Business Project Event」に参加し、長期的な二酸化炭素(CO2)削減への取り組みを行うことを発表した。
Green Carbonはこれまで、ベトナムやフィリピンなど東南アジアを中心に森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど、自然由来のカーボンクレジット創出の取り組みを続けてきた。今回発表されたカンボジアにおいては、バッタンバン州において、2025年の雨季作で1,000ヘクタールを対象とする初の本格的な間断灌漑(AWD)水稲プロジェクトを実施しており、次期作付け以降も継続的に規模を拡大していく。この拡大は、2024年に実施したパイロットプロジェクトの成功に基づくもので、メタン排出量の大幅な削減とコメの収量増を両立させ、環境面と経済面の双方で有益であることを実証した。
今後は、カンボジア国内8~10州、計50万ヘクタール超の規模へ拡大させ、10年間で約2,000万トンのCO2排出削減量(ERs)削減、およびカーボンクレジットの創出を目指す。
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