三菱商事=米シェールガス企業1.2兆円で買収、年1,800万トンのLNG生産
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三菱商事は16日、米国でシェールガスの権益を保有し、開発・生産・販売を手がけるAethon(エーソン)の株式を全量取得することで合意したと発表した。必要な許認可などを経て、2026年度第1四半期ごろまでの取得完了を予定する。
取得額は総額約52億ドルに、純有利子負債相当額23.3億ドルを加えた75.3億ドル(約1.2兆円)となる。取得後の収益は、純利益として700~800億円を見込む。
エーソンの権益は主にテキサス州とルイジアナ州にまたがるヘインズビル・シェール層に位置し、米南部ガス市場においてトップレベルの生産規模、埋蔵量を有するとしている。さらに、同社が出資するキャメロン LNGなど湾岸産業集積地にあるLNG輸出ターミナルへのアクセスが良い点も大きな強みとなる。
ピーク時の生産計画は26億立方フィート/日、LNG換算で年約1,800万トンを見込み、これは日本のLNG需要の約4分の1に相当するという。生産されたガスは米南部で販売するほか、一部は日本を含むアジアや欧州向けにLNGとして輸出することも検討する。
三菱商事は北米でLNG輸出事業や米国内ガスマーケティング、カナダのシェールガス開発などを展開してきた。LNGは安定供給が可能で、コスト競争力を有し、段階的な低・脱炭素化を実現するエネルギー源として着目してきたという。同社は、天然ガス・LNG事業の安定した収益基盤を強化し、カーボンニュートラルを見据えたうえで、上流ガスを起点とした電力事業やデータセンター事業、化学品事業などの複合的な天然ガスバリューチェーン構築を目指す。
三菱商事が取得したエリア 図版の出所 三菱商事 発表資料
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