JAL=セイコーマートの廃食油由来B100燃料を空港車両に、旭川で導入
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日本航空(JAL)は18日、旭川空港に配備する空港内作業車両のうち、トーイングトラクターの一部で、バイオディーゼル燃料濃度100%の「B100燃料」の使用を開始したと発表した。
JALはこれまで、仙台空港、福岡空港、高知龍馬空港、大阪国際空港などでB100燃料を作業車両に導入してきた。北海道内では新千歳空港に続く2例目で、道内の地方空港としては初めてとなる。新千歳空港では、2023年8~11月までの実証実験を実施し、2024年7月から通年運用を行っている。旭川空港で導入する燃料も新千歳空港と同じく、セイコーマートの店内調理「HOT CHEF」などで発生する廃食油を原料に、セコマグループの白老油脂が精製した。豊田通商が供給・配送を担う。
同社によると、B100燃料は軽油と比べ、燃焼時の二酸化炭素(CO2)排出量を1リットル当たり2.62キログラム削減できるという。原料植物が成長過程でCO2を吸収するため、ライフサイクル全体でカーボンニュートラルとみなされ、「CO2排出実質ゼロ」に向け有効だとしている。
一方、バイオディーゼル燃料は寒冷環境で凍結しやすく、氷点下5度以下ではフィルターが目詰まりする懸念があった。そのため、JALはトーイングトラクターに加温用ヒーターを新たに実装し、凍結リスクを抑えることで寒冷地でも通年運用を可能にした。今後は旭川空港での対象台数・車種を拡大するとともに、道内の未導入空港への展開も目指す。
B100燃料が使用されるトーイングトラクター 写真の出所 日本航空 発表資料
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