東京ガス=CO2を洗剤原料に利用、高輪ゲートウェイシティで国内初導入
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東京ガスと東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)は19日、東日本旅客鉄道(JR東日本)が開発を進める高輪ゲートウェイシティに、ガス機器の排気に含まれる二酸化炭素(CO2)を回収・再資源化するサービスを国内で初めて導入すると発表した。2026年4月にサービス提供を始める予定で、運用はTGESが担う。
両社は、高輪ゲートウェイシティ内「THE LINKPILLAR 2」のエネルギーセンターにCO2回収装置を設置し、排気中のCO2の一部を水酸化物と反応させて炭酸塩を製造する。製造した炭酸塩は洗濯用洗剤の原料として活用し、同街区内で利用を見込む。
このCO2回収装置は、カナダのCleanO2社が開発した「CarbinX」。東京ガスは国内での展開に向けて、独自技術を加えてCO2から炭酸塩を安定的に製造できるようにした。同社は2023年から日本初のサービスとして開始していたが、実際の企業への導入は今回が初となる。また、同社によると、従来の炭酸塩の製造方法と比較して、約2割のCO2が削減できるという。炭酸塩は洗濯用洗剤のほか肥料にも活用できる。東京ガスは独自に、ガス機器排気中のCO2由来の肥料を独自に開発し、「エコカリウム」という名称で農林水産大臣による普通肥料登録(認定)を受けた。
東京ガスは、今回の取り組みをカーボンリサイクルおよびサーキュラーエコノミーのモデルケースの一つと位置付けている。グループ経営ビジョン「Compass2030」で掲げる取り組みの一環として、脱炭素社会の実現に向けたサービス展開を進める考えだ。
東京ガスによるCO2リサイクル図 図版の出所 東京ガス 発表資料(2023年10月25日)
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