大阪ガス=船舶向けLNG燃料をSTS方式で供給開始
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大阪ガスは21日、Ship to Ship(STS)方式による船舶向け液化天然ガス(LNG)燃料供給、LNGバンカリングを始めたと発表した。同社としてSTS方式は初めてとなる。これにより、トラックから船舶(Truck to Ship)、陸上ターミナルから船舶(Shore to Ship)を含む主要3方式での供給が可能となり、船舶向けLNG燃料の供給体制を整えた。
同日には、JFEスチール西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)で、入港中のLNG燃料の鉄鋼原料船に対し、LNGバンカリング船「SETO AZURE」(セト アズール)から燃料を供給した。「SETO AZURE」は大阪ガスの関係会社である大阪湾LNGシッピングが所有し、4月9日に竣工した。今後は大阪湾・瀬戸内エリアを中心に事業展開する。
海運分野では脱炭素化の手段の一つとしてLNG燃料船への注目が高まっている。LNG燃料は従来の重油に比べて二酸化炭素(CO2)排出量を大きく抑えられるうえ、将来的にe-メタンへ置き換えることで、さらなる排出削減にもつながるという。STS方式は、LNGバンカリング船が移動して燃料を供給できるため柔軟性が高い。加えて、同船へのLNG積み込みを泉北製造所(大阪府高石市)と姫路製造所(兵庫県姫路市)の2拠点で行えるため、安定供給にもつながる。大阪ガスは今後、船舶向けLNG燃料供給の拡大に加え、e-メタンの社会実装を進め、海運業界の低・脱炭素化への貢献を目指す。
LNGバンカリング船「SETO AZURE」によるSTS方式での供給の様子 写真の出所 大阪ガス 発表資料
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