三井物産プラ=アドブルー受注を一時停止、12月出荷可能量に到達
三井物産プラスチックは6日、アドブルーの受注を一時的に停止すると、販売店に通知した。バルクコンテナ(IBC)を含む全荷姿が対象。アドブルーの注文が想定を上回り、すでに12月の出荷可能量に達した。積み上がったバックオーダーの処理を終え次第、受注を再開するようだ。
アドブルーを巡っては、中国の輸出規制で原料尿素が不足したため、10月下旬から製造を止めるメーカーが出るなど供給が減少。中国の輸出再開の見込みが立たないなか、品薄に対する危機感が高まっている。
三井物産プラの受注停止で別のアドブルー販売業者への注文が一層増加するとみられ、受注停止の連鎖に陥る可能性もありそうだ。
※『CROSSVIEW軽油』第90号(21年12月6日発行)でアドブルー関連記事「~三井化学が尿素増産も中国輸入減補えず、経産省「状況注視」~」を掲載しています。
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