東洋エンジニアリング=メタノールや水素由来のe-SAF製造調査
東洋エンジニアリングは21日、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募する、「持続可能な航空燃料(SAF)等の安定的・効率的な生産技術開発事業」の研究開発項目のひとつである「多様な原料を利用可能とするSAF製造技術の開発」において、「原料を拡大したガス化FT合成SAFおよびeSAF製造可能性調査」というテーマで採択されたと発表した。同社は、都市ごみなどの多様な原料を対象にガス化FT(Fischer-Tropsch)合成経由と、メタノール経由のSAF製造の技術的・経済的可能性を調査する。
ガス化FT合成は、米国Velocys社が保有する先進的な技術で、触媒を用いて一酸化炭素(CO)と水素(H2)から液体燃料を合成する化学反応。メタノール製造については東洋エンジニアリングが長年培ってきた独自技術を活用し、持続可能な航空燃料の実現に向けて成果を目指す。SAF製造に加えて、ガソリンや軽油などの合成燃料を併産する可能性なども探る。調査期間は2025年度から2026年度の約1年半となっている。
(調査概念図)
図の出所: 東洋エンジニアリング 発表資料
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