七十七銀行は22日、通常の金利に加えて、Jクレジットによるカーボンオフセットが付与される預金「77J-クレジット預金」を法人向けに開始すると発表した。Jクレジットを受け取ることで、企業は自社で削減できなかった温室効果ガス（GHG）の排出分を埋め合わせるカーボンオフセットが可能になる。

　預入金額は1法人につき5,000万円以上、10億円以内。5,000万円単位で受け付ける。募集期間は9月1日から9月30日まで。預入期間は10月1日から1年間の自動継続型となっている。満期時元本5,000万円に対して、5t-CO2分のオフセットが付与される。募集総額は100億円。

　Jクレジットによるカーボンオフセットは、「Jクレジットプロバイダー」としてのノウハウや知見があるイトーキと行う。すでにイトーキは本年1月に、商工中金と国内初となるJクレジット預金を扱った実績がある。オフセットには、東北地域を中心とする森林由来のJクレジットが活用され、森林の適正な管理に貢献できるという。