伊藤忠エネクス=日本通運が万博で運用するトラックへRD供給
伊藤忠エネクスは25日、日本通運が「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)に物資を搬出入するために使うトラックへリニューアブルディーゼル(以下、RD)を供給すると発表した。
伊藤忠エネクスが供給するRDは、世界最大のRD製造元であるフィンランドのNeste社の製品。食料と競合しない食用油や廃動植物油などを原料とするバイオ起源の燃料で、軽油の代替燃料として世界各国で導入が進んでいる。温対法・省エネ法の報告においてエネルギー使用量算定の対象外であり、二酸化炭素(CO2)を実質100%削減できるカーボンニュートラル燃料として注目されており、ライフサイクルアセスメントベース(LCA)でのCO2排出量も軽油と比較して最大90%削減できる。
伊藤忠エネクスはRDを、日本通運の調達を担うNX商事と連携して供給する。トラックへの給油は1月に伊藤忠エネクスグループのエネクスフリートが開設した、関西地区初となるRD給油拠点「エネクスフリート大阪南港店」で行う。日本通運はRDの使用により、万博の終了までに約3.2t-CO2の削減を見込んでいる。
(伊藤忠エネクスがRDを納入した日本通運所有の車両)
写真の出所:伊藤忠エネクス 発表資料
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