TOAシブル=廃棄物由来燃料によるGHG削減で国内初のJクレジット承認
廃油リサイクルのTOAシブルは8日、「第65回J-クレジット制度認証委員会」で同社が取り組む「廃棄物由来の原料によるハイブリッド燃料を使用したGHG削減プロジェクト」が承認されたと発表した。同プロジェクトはカーボンクレジット、排出権取引所を手掛けるCarbon EXの支援を得て行う。
TOAを中心とするコンソーシアムを結成のうえ、コンソーシアム会員は油性廃棄物を原料とするTOA独自の再生固形燃料「BWF(Biomass Waste Fuel)」で化石燃料、系統電力を代替し、温室効果ガス(GHG)を削減する。TOAは削減で得られる環境価値をとりまとめてJクレジット化する。TOAがJクレジットの口座管理も行い、炭素削減に取り組む企業に売却し、売却益をコンソーシアム会員に還元する。
廃棄物由来燃料を用いた化石燃料、系統電力代替によるJクレジットの承認は国内初。BWFは従来リサイクルが困難とされていた廃インキや廃塗料などの油性廃棄物を独自処理で燃料化したもの。石炭と比較して19%の二酸化炭素(CO2)削減効果があるという。
TOAシブルによるJクレジットのスキーム
図版の出所:TOAシブル 発表資料
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