米ホンダ系=100%SAF燃料によるビジネスジェットの試験飛行に成功
本田技研工業(ホンダ)グループのホンダエアクラフトカンパニー(米ノースカロライナ州)は13日、ツインタービン超軽量ビジネスジェット機として初めて、持続可能な航空燃料(SAF)100%使用による試験飛行に成功したと発表した。現在、ホンダジェットはSAF混合率50%までの利用が認可されて運航している。
今回の試験飛行では、水素化処理エステルおよび脂肪酸合成パラフィン灯油(HEFA-SPK)と、水素化脱酸素化合成芳香族灯油(HDO-SAK)の混合燃料をSAF燃料として使用。ノースカロライナ州グリーンズボロ周辺上空を飛行し、ピードモント・トライアド国際空港にある同社本社への着陸に成功した。ホンダジェットのエンジンは、ゼネラル・エレクトリックとホンダの合弁会社である、「GEホンダエアロ」が製造。今回の試験飛行に先立ち、GEホンダエアロは、2022年および2023年に、HF120エンジンを用いた地上試験でSAF100%の燃料による運転を成功させていた。
SAF燃料を供給されるホンダジェット
写真の出所:ホンダエアクラフトカンパニー 発表資料
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