キッコーマン=自社の廃プラを油化するケミカルリサイクルを開始
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キッコーマングループは22日、廃プラスチックを「油化」して、再資源化する新たな取り組みを発表した。「油化」は、廃プラスチックを高温で分解し、もとの原料である石油に近い油分に戻す技術。焼却処理と異なり、二酸化炭素(CO2)の排出を抑えながら、プラスチック製品の原料として再活用できるメリットがある。
同社は、ケミカルリサイクル技術に強みを持つCFP(広島県福山市)、および三井化学工業と連携。グループ企業である、キッコーマンフードテック西日本工場で廃棄される包装資材やボトルやキャップなどの廃プラスチックを回収し、CFPの油化設備で分解して油化する。これにより生成された油を、三井化学グループがプラスチック原料として製造し、キッコーマンの容器包装資材として再利用する方向で検討を進めていく。キッコーマングループは、対象となるプラスチックの種類を拡大し、他の工場でも取り組みをする方針だ。
キッコーマングループが目指すケミカルリサイクル
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