コカ・コーラ=茶葉やコーヒー残さで発電実験、高純度CO2回収も
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コカ・コーラ ボトラーズジャパンは28日、製造工程で発生する茶葉やコーヒー豆の抽出後の残さをバイオマス資源として活用し、クリーン電力と高純度二酸化炭素(CO2)を製造する実証実験を開始したと発表した。
実証では、ライノフラックス(京都府)が開発した「湿式ケミカルルーピング技術」を用いた小規模実証機に、茶かすやコーヒーかすを連続投入し、1kW程度の発電および純度99%のCO2製造性能を検証する。ライノフラックスの技術は、従来再利用が難しいとされていた水分を多く含む湿潤原料を由来とするバイオマスにも対応可能で、茶かすやコーヒーかすの処理に適している。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、全17工場で廃棄物の分別やリサイクルを推進し、茶かすとコーヒーかすについては2024年末時点で、すでに肥料や飼料として100%リサイクルを達成した。今回の実証で、さらに高付加価値な再資源化や、工場動力への活用を目指す。
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