Jパワー=65年稼働の水力発電所がリパワリング工事完了
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電源開発(Jパワー)は4日、高知県北川村で運営する水力発電所「長山発電所」において、1号機の水車や発電機などの主要設備を一括更新するリパワリング工事を完了し、10月31日から営業運転を開始したと発表した。
長山発電所は平鍋ダムで1960年7月に運転を開始して以来、65年が経過。設備の高経年化が進んでおり、2025年1月からリパワリング工事を実施していた。今回の工事では、最新の解析、設計技術を活用し、水車ランナの羽根形状を改良。発電所全体の出力は、今回の1号機に先立って2024年10月にリパワリング工事が完了していた2号機と合わせ、3万7,000kWから1,500kW増加し、3万8,500kWとなった。
同社では、これまでに8つの発電所でリパワリング工事を完了しており、今後も「J-POWER "BLUE MISSION 2050"」で策定したカーボンニュートラル実現に向け、再生可能エネルギーの拡大に取り組む方針だ。
長山発電所(外観)
長山発電所1号機リパワリング工事中の様子(回転子吊込み)
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