ダイハツ系=鋳造炉用バイオブリケットを開発、CO2削減へ
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自動車や産業用部品を製造するダイハツメタルとダイハツ工業は13日、鋳造設備のキュポラ溶解炉で使用するバイオマス燃料「バイオブリケット」の製造技術を共同開発し、ダイハツメタル出雲工場で使用開始したと発表した。バイオブリケットは木材や植物繊維などのバイオマス資源を圧縮して製造する固形燃料。
ダイハツメタルは、キュポラ溶解炉で鉄を溶かす際に排出される二酸化炭素(CO2)削減を目的に、2023年3月に有志企業、団体による「キュポラCN共創ワーキンググループ」に参加し、バイオマス燃料の研究開発や原料調達に関する調査や意見交換を進めてきた。2024年からは、石炭由来のコークスに代わるバイオマス燃料として、きのこ栽培後の廃菌床やバーク(樹皮)を使用したバイオマス燃料の研究を共同で実施。ワーキンググループの一員である、コヤマの技術を用いて、今回のバイオブリケット製造工場立ち上げに至った。ダイハツメタルは、キュポラで鉄を溶解する際に使用するコークスを段階的にバイオブリケットへ置き換え、2035年までに置換率100%を目指す。
カーボンニュートラルを目指すバイオブリケットの取り組み
図版の出所 ダイハツ工業 発表資料
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