出光興産=CO2回収技術の信頼性向上に向け独企業に投資
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出光興産は19日、米国子会社を通じ、二酸化炭素(CO2)除去(CDR)分野でデジタルMRV(測定・報告・検証)プラットフォームを提供する独カーボンフューチャーに出資したと発表した。海外ファンドと共同で実施した。
2050年のカーボンニュートラル達成には排出削減に加え、大気中や排気ガスのCO2を除去するCDR技術が求められている。一方、バイオ炭やDACCS(大気中から回収したCO2を地中に貯留)、BECCS(バイオマス燃料の燃焼によるCO2回収)などの長期的な炭素固定が見込める技術は、除去量の正確な把握とデータ透明性の確保が課題となっていた。カーボンフューチャーのプラットフォームは、除去量の測定からデータ管理、検証プロセスまでを一元管理し、CDRクレジット取引の信頼性を支える仕組みとして欧州や北米で採用が進んでいる。出光はカーボンフューチャーの基盤を活用し、北米・日本・アジアでの市場開拓や共同プロジェクト、政策面での連携など協業を進めていく。
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