鈴与商事とENEOSなど=静岡空港でSAF「環境価値」供給、国交省実証
|
鈴与商事とENEOS、フジドリームエアラインズ(FDA)の3社は2月19日、国土交通省の「令和7年度 地産地消によるSAF導入支援実証事業」の一環として、富士山静岡空港で持続可能な航空燃料(SAF)の「環境価値」を活用した導入スキームの実証を行うと発表した。
実証では、ENEOSが成田国際空港に供給したSAFの環境価値を、富士山静岡空港で鈴与商事がFDAに供給するジェット燃料に割り当てる。SAFの現物を当該空港へ運ばずに、環境価値の移転によってSAF導入と同等の効果を扱う仕組みで、SAF供給拠点から離れた地域空港でも導入しやすくする狙いがある。
ENEOSは昨年度、新千歳空港、旭川空港で、SAFの現物を空港まで運搬せずに、環境価値を航空会社に提供する「マスバランス方式」による供給検証を実施した。今回の実証を通じて、トレーサビリティ(追跡可能性)や透明性、信頼性の確保、二重計上防止に向けたレジストリ(登録簿)整備の必要性も検証する。
欧州では、燃料供給事業者に対して、域内で供給するジェット燃料のうち2%をSAF混合とする義務化が2025年に始まった。2030年には6%へ引き上げるなど導入が加速している。3社は今回の実証を通じ、全国各地の空港での国産SAF普及と航空分野の脱炭素化につなげる。
実証におけるSAF検証スキーム 図版の出所 コマツ 発表資料
|
|
|
東京 : エネルギーデスク 松本 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.




