出光興産=米スタートアップに出資、次世代地熱事業へ参画検討
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出光興産は25日、地下深部の掘削技術を開発する米クエイズ・エナジーに、米国子会社を通じて出資したと発表した。出資額は非公表。次世代型地熱技術や事業モデルに関する知見を獲得し、クエイズが手掛ける地熱発電プロジェクトへの参画を検討する。
クエイズはマサチューセッツ工科大学発のスタートアップ企業で、高周波の電磁波(ミリ波)を岩盤に照射し、加熱・溶融させて掘削する技術の商用化を進めている。従来の機械式ドリルでは難しい地下最大20キロメートル(km)、温度300~500度の超高温域への到達を目指す。従来型地熱の掘削深度は1~2km、温度は100~200度程度で、同技術を使えば1地点から得られる熱エネルギー量を大幅に増やせるという。
両社は、地下の高温岩体に人工的な割れ目を形成し、水を循環させて熱を回収する強化地熱システム(EGS)への技術活用を想定する。自然の熱水や蒸気に依存しないため、地熱発電の開発地域を広げられる可能性がある。出光興産は大分県で地熱発電所への蒸気供給やバイナリー発電所の運営を手掛けているほか、秋田県でも他社と地熱発電所を建設している。今回の協業を通じ、発電所の大型化や建設・運転コストの低減につながる次世代型地熱事業への参入を目指す。
クエイズ・エナジーのミリ波掘削技術イメージ 図版の出所 出光興産 発表資料
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