ヤマハ発動機=森林活用のクレジット創出で三好市と九大とで連携
ヤマハ発動機は3日、徳島県三好市および九州大学との間で、脱炭素で持続可能な地域づくりに関する包括連携協定「森を繋ぐ協定」を締結したと発表した。市有林を活用したクレジット創出で、森林経営の健全化や地域の活性化を目指す。
四国の中央部に位置する三好市は、総土地面積の90%を森林が占める。この協定で、2カ所の未整備市有林を先行実施エリアとして、Jクレジットと、民間の認証制度を利用する「ボランタリークレジット」の創出を行う。ヤマハ発動機は、自社のレーザ計測や解析技術を用いた森林計測サービス「RINTO(リント)」を用いて、二酸化炭素(CO2)吸収量の測定に必要となるデータの取得に協力。九州大学は、科学的根拠のあるCO2の吸収や固定量の算定方法(カーボンクレジットの方法論)に基づき調査を進め、三好市が有する自然資本の豊かさの経済的価値を評価する。
ボランタリークレジットの創出に取り組む三好市の森林
写真の出所:ヤマハ発動機 発表資料
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