ホンダトレーディング=バイオ炭由来でJクレジットの認証取得
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ホンダグループの商社である、ホンダトレーディングは14日、同社が展開する「バイオ炭の農地施用による脱炭素プロジェクト」が、国のJクレジット制度において正式認証を取得したと発表した。
農業分野で有機廃棄物を活用するバイオマス処理は、二酸化炭素(CO2)排出や処理コストの増大などの問題を抱える。ホンダトレーディングのプロジェクトでは、廃棄バイオマスをバイオ炭化し、農地へ施用する形で土壌にCO2を長期的な固定を行い、その貯留分をJクレジットとして創出し、クレジットを売却できた利益は農家に還元していく。複数の農業法人を取りまとめて行う「プログラム型」方式であることが特徴で、小規模農家でも参加しやすい枠組みとなっている。さらに、バイオ炭は土壌の保水性、通気性を改善する効果も期待され、農地の生産性向上にも役立つ。今後は11月より第1回プログラムを開始し、協力農業法人との連携からスタートする。2026年以降はさらに多くの参加者を募り、運営体制を強化する方針だ。
バイオ炭を用いたJクレジットプログラム型プロジェクトのスキーム
図版の出所:ホンダトレーディング 発表資料
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