ワタミグループのワタミエナジーは29日、法人顧客向けに新たな電力プラン｢森林応援でんきプラン｣の販売を開始した。ワタミエナジーは太陽光や風力発電、バイオマスなど再生可能エネルギーによる発電事業を展開している。

　このプランは、契約企業の電力使用量に応じて、二酸化炭素(CO2）を相殺するJクレジット制度の｢森林クレジット｣を付与することで、森林整備や地域の森林再生活動に貢献できる仕組み。ワタミエナジーは同プランを、脱炭素経営を目指す企業にとって｢電力契約を変えるだけで第一歩を踏み出せる｣選択肢として位置づける。付与された森林クレジットは、企業イベントやキャンペーンのCO2オフセット、環境配慮型の商品やノベルティの開発、行政報告書や環境レポートでの環境貢献の開示などに活用できる。

森林応援でんきプランのスキーム図

図版の出所：ワタミ　発表資料