古野電気=須磨沖でブルーカーボン協業、魚群探知機の活用で藻場保全
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船舶用電子機器メーカーの古野電気は18日、海洋生態系による二酸化炭素(CO2)吸収である「ブルーカーボン」活動を神戸市須磨海岸沖で始めると発表した。須磨の海洋環境保護に取り組む一般社団法人Suma豊かな海ネットワークと連携し、藻場の保全や海洋環境の変化把握に取り組む。
ブルーカーボンは、藻場や海草、マングローブなどが大気中のCO2を吸収し、海中に炭素として固定する仕組み。気候変動対策としても注目されている。同社は同団体に魚群探知機を提供し、超音波で海中の「見える化」をサポートする。須磨沖の藻場の育成状況、海洋環境の変化などを継続的にモニタリングし、分析を行う。地元漁師の豊富な経験や知見と組み合わせ、科学的な裏付けのある藻場再生や漁場づくりに生かす狙いだ。
須磨沖藻場調査で取得した藻高さ分布図(補完結果)
図版の出所 古野電気 発表資料
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