東レ=炭素膜でCO2と水分を同時除去、バイオガス精製コスト7割減
|
東レは、二酸化炭素(CO2)とメタンを分離するオールカーボン(炭素)製の膜を用い、大阪府内の下水処理場に設置されたバイオガス製造設備で、バイオガス中のCO2と水分の同時除去に成功した。
廃棄物などの発酵により生成するバイオガスから不純物を分離してバイオメタンを得るバイオガス精製では、水分の除去が不可欠となっている。従来は膜の耐久性などの制約から、吸着剤などで事前に脱水する工程が必要で、そのためにはメタン精製設備の大型化とコストの増大が課題となっていた。
オールカーボン膜の技術により脱水工程が簡素化され、コンパクトな精製設備の実現につながり、水分除去のコストは既存技術と比べ約70%削減できるという。バイオガスに加え、天然ガス精製の効率化や、工場排ガスからのCO2分離・回収、CCUS(CO2回収・利用・貯留)分野への応用も視野に入れる。なお、同技術は2026年1月28~30日に東京ビッグサイトで開かれる「nano tech 2026」で展示予定となっている。
東レのオールカーボン製CO2分離膜 図版の出所 東レ 発表資料
|
|
|
東京 : エネルギーデスク 松本 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.




