TOWING=米国・タイに現地法人、高機能バイオ炭「宙炭」を海外供給
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名古屋大学発のグリーン・アグリテックスタートアップのTOWINGは2日、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の海外展開に向けて、米国とタイに現地法人を設立したと発表した。日本を含む3拠点で供給体制を整備し、土壌改良と炭素固定を組み合わせた持続可能な食料生産システムの普及を目指す。
同社は米国で1月に「TOWING North America」を設立し、オハイオ州での導入試験や米食品加工大手との実証事業などを通じて事業化の準備を進めてきた。北米市場のニーズ調査や提携先の開拓を進めるほか、将来的な現地生産も視野に入れる。
一方、タイでは5月に「SIAM TOWING」を設立し、サラブリ県に宙炭の製造拠点を設置した。タイでは農業由来の残渣を野焼きすることで発生するPM2.5問題が深刻化。バイオ炭の活用による土壌改善やバイオ炭によるカーボンクレジット創出への期待が高まっている。
TOWINGは現地大学や食品企業との実証を重ねてきたほか、タイ最大手セメントメーカーのSCG Cementと連携し、原料調達から製造までの一貫したサプライチェーンを構築した。今後は北米と東南アジアで事業展開を拡大し、農業生産性向上と脱炭素化の両立を図る考えだ。
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