記者の眼記者の眼

第348回 (2026年5月27日)

 気づけば50代半ば。年齢を重ねるにつれて新しいことに挑戦することが億劫になってきた。これまで積み重ねてきた経験や知識が足かせになり、「やっても無駄だよ」と考えたり、周囲の視線を気にして、「年甲斐もなく、そんなことはできない」と切り捨てたり。

 

 こんな自分に少々嫌気がさし、今年はいくつか新しいことに取り組もうと考えている。その一つが日傘デビューだ。

 

 ほんの数年前まで、街中で日傘を差す男性を見かけることはほとんどなかった。次第に街中で目撃する機会が増えているものの、奇異な目で見られることもまだ少なくないようだ。

 

 多くの男性諸氏が使わないのはなぜ?「男性が日傘を使うなんて」といった思い込みが邪魔をしていないだろうか。正直に告白するが、つい最近まで私自身がそんな考えに凝り固まっていた。

 

 しかし、奇異な目で見られること以上に、私にとってこの数年の暑さはもはや耐え難いレベルになりつつある。真夏の最高気温が全国で頻繁に摂氏40度を超える事態は異常としかいいようがない。日中に外出すればたちどころに全身から汗が噴き出すし、室内で冷房なしに過ごせば脱水症状を招きかねない。いまや直射日光を遮る日傘は、外出時の必須アイテムと言えるだろう。

 

 自分の健康を守るため、今夏はスマートに日傘を使いこなしたい。そして頭を冷やしながら、異常な暑さをもたらしている温暖化について考えてみたいと思う。

  

(二川)

 

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