最新版

  • 第246回 ~LNGの不都合な新説~の巻
    (04/17 12:00)

    バックナンバー

    過去の記事

    第170回 ~夏はガソリンの季節?!~の巻(2021年4月14日)

    ・・・ハクション!

    花粉症?

    春が終われば元気になるんだけどね。早く思う存分外出したいよ。

    これからはドライブシーズンだしね!コロナ問題は残っているけど、例年ならガソリンの季節だ。

    石油に季節なんかあるの?

    もちろん。代表例は冬場の季節商品である灯油だね。経済産業省の統計から計算した国内月別出荷の過去5年平均は最も多い1月で261万kl、最も少ない7月は43万klしかない。

    冬と夏で6倍近く違うんだ。確かにストーブを焚くのは冬だけだもんなあ。

    重油も暖房向けの需要があるから、冬場に需要が増えやすい。もっとも重油は企業、公共機関の消費が大半で家庭の消費がないから、灯油ほどの季節変動はないけどね。

    軽油は?

    トラックによる消費がほとんどで年間を通して比較的安定はしているけど、春先、年末は消費が伸びやすい。

    トラックは年中走っているもんね。春先に伸びるのは引越しシーズンだから?

    その通り。年末は年末商戦で売られる商品の配送が活発したりする。

    なるほどな~。ガソリンはどうだろう。

    何といっても需要期は夏場だね。暖かくなると、外出でドライブする人が多くなる。暑いとクルマの冷房でガソリン消費も増えてくる。国内月別出荷の過去5年平均も8月が480万klと最も多い。

    夏休みもあるしね。やはり需要は人の動きに連動するのかな。

    うん。年末年始とか、ゴールデンウィークあたりも給油する人が多くなる。今年はコロナ問題が続いているから、もしかしたら例年の傾向が当てはまらないかもしれないけど、大きな流れに変化はなさそう。

    石油も種類ごとに季節性が表れるんだね。僕も花粉が落ち着いたらドライブに行くぞ~。ハクション!

    ・・・お大事に。

    【お知らせ】
    このコーナーに対するご意見、ご質問は、下記まで
    電話  03-3552-2411
    メール info@rim-intelligence.co.jp

    (文:西江 )
    クイズに挑戦してみよう!
    今回の
    「やさしいエネルギー講座」から出題!

    ガソリンが最も売れる月は?

    正解と思ったボタンを押してみよう。

    エネルギーの知識をさらに深めたい人は、一般社団法人日本エネルギープランナー協会の検定に挑戦してみよう!

    https://www.energy-planner.jp

    (リム情報開発は、一般社団法人日本エネルギープランナー協会を応援しています)