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  • 第301回 ~バス向け軽油入札も目詰まり?!~の巻
    (07/01 12:00)

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    第301回 ~バス向け軽油入札も目詰まり?! ~の巻(2026年7月1日)

    米国とイランの戦争によってホルムズ海峡が数カ月にわたって封鎖されてきたけど、実際、日本にはどのような影響があったんだろう?

    石油製品が必要なところに届かず、いろいろな業種の人たちが必要量の確保に奔走しているわね。

    例えばどんなこと?

    中東情勢の悪化を受けて、ガソリン、ナフサ、軽油といった石油製品の供給不安が高まり、一部で石油製品の供給が偏って調達出来なくなっているのよ。

    どんな石油製品の調達しづらくなっているの?

    例えば各地の交通局がバスの燃料として調達している軽油。今年4~6月期には、大都市圏のバス向けの軽油入札は応札業者が不在でほとんど不調に終わったのよ。

    なぜ応札業者は参加しなかったの?

    一般的に各地の交通局は四半期ごとに軽油入札を行うため、国内の石油元売りや商社などは3カ月先を見据えて入札に参加するの。ところが中東情勢の悪化により原油の輸入がいつも通りにできるか不安定になったでしょ。日本だけでなく、アジア各国でも石油会社は自国内への供給を優し、軽油や重油をはじめとした石油製品の輸出を制限したのよ。そのため日本では元売りや商社が輸入品を調達出来なくなり、必要量を確保できずに交通局の入札参加を見送らざるを得なかったようね。

    でも国内の製油所でも軽油を生産しているじゃない。国内で調達すればいいと思うけど。

    確かに国内の製油所から出る軽油で代替できる部分もあるけれど、どうしても足りない部分は海外から輸入せざるを得ないのよ。国内の石油製品の供給は、元売り、商社、燃料販売業者など多岐にわたり、情報や物の流れが見えづらい点もあるわ。石油製品の輸入が減少することで、買い溜めが発生しやすくなり、末端需要家まで行き渡らなくなっているともいえるわ。この点は「目詰まりしている」といえるわね。

    状況は改善しているのかな?

    交通局の例でいうと、従来四半期ごとに実施していた入札を単月に切り替える動きがあるわ。目先に必要な軽油を確保するのね。それでも実施出来なければ、地域密着の供給業者に見積もりを依頼し、バス向けの軽油を優先的に供給してもらうなど様々な手段を講じているわ。

    それぞれ対応方法を取っているんだね。中東危機は身の回りの生活にも影響を及ぼしかねない大きな問題だね。

    バスは社会のインフラで止めるわけにいかないわ。臨機応変に対応する姿勢に頭が下がるわ。

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    (文:方 )
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    中東危機を受けて多くの交通局はバス向け軽油の入札実施を何カ月に切り替えた?

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